家族葬、お別れ会、自分らしいお別れのために。小さなお葬式が増えている理由

自分らしいお葬式を・・・と考えてはいてもそれを生前から言葉にして身近な人に伝えておかなければ何にもなりません。

親族も「いざその時」になったら気が動転して結局は全て葬儀屋さん任せで従来と変わらないお葬式になってしまいかねません。

自由葬とか家族葬と言っても具体的なイメージはわかりにくいですよね。

内容はもちろん、大まかな予算も調べておきたいものです。

「普段の時」に葬式の本なんて、縁起でもない・・・と思う方もいるでしょうが、こういう事こそ何事もない「普段」に目を通しておくと「いざという時」にきっと役に立ちます。

高齢化、少子化でお葬式は小規模になっている

葬儀

古くからお葬式といえば仏式や神式など宗教儀式を中心とする伝統的な形が受け継がれてきました。

しかし都市部を中心に核家族化や単身家庭へと家族構成の少人数化が進んで葬儀も小規模なものへと変わっています。

少子化の影響はとても深刻です。

一人っ子同士の結婚が続き、高齢化がすすめば親族はどんどん少なくなっていきます。

親の葬儀に集まる親戚も少なくなり、親の葬儀に出席する親族が10人いないであることは珍しくありません。

 

また、個人が90歳以上の高齢者というケースも珍しくない時代です。

個人の関係者で参列できる人が少なく、喪主である子どもも現役を退いた後で喪主関係の参列者も当然少なくなってきています。

 

少子化、高齢化という時代の葬儀は会葬に集まる人数も少なく、「時代の必然」として小規模化してきているのです。

都市部を中心に近所づきあいも希薄に

近年は近所づきあいが希薄になっています。

都市部ではアパートやマンションに住んでいるとご近所づきあいする機会も少ないのです。

かつてのようにご近所の方の葬儀に行く方も減っています。

簡素にすることで形式化した葬儀を自分らしい個性的な葬儀にすることができる

家族葬というと簡素な、安い、といったイメージをお持ちの方もいますが、形式化、大型化した葬儀を改革する良い面がたくさんあります。

多忙な現代において、葬儀によって迷惑をかけたくない、かけられたくないという本音はもちろんのこと、自分らしく人生を終えたいという個性を生かした葬儀が望まれるようになっているのです。

人の死に対して法律で決められている4つの事

簡素化といっても、死に対して法律で決められていることがあるので、まずはそこを抑えておきましょう。

  1. 死亡届の提出義務
  2. 死後24時間以内の火葬禁止
  3. 遺体破損や遺骨遺棄の禁止
  4. 火葬許可証の提出義務

上記の4つの事以外は伝統的な葬儀の慣習を踏襲してきただけで、必ずしなければいけないものはありません。

従来の葬儀の流れをふまえつつも、故人らしさを加えた葬儀は遺族や参列者にとっても故人の人となりに思いをはせながらお別れができるという点で好まれています。

納得できる葬儀にするには

かつては親の葬儀は子どもが出すのが当たり前でした。

ですが、家制度が崩壊し、生涯独身を貫く人も増えた今は子どもをあてにするわけにはいきません。

また、子どもに迷惑をかけたくないという気持ちも昔に比べて強くなっています。

 

最後まで自分らしく生きお別れしたいという気持ちもあって、葬儀・エンディングノート・遺言に関する講習会は高齢者でどこも満員だそうです。

自分の納得のいく葬儀にするには、生前に準備をしておくことが必要ですが、何よりも家族で話し合っておくっことが大切です。

一人暮らしの方も生前予約・契約のシステムを利用して希望通りの葬儀を行うことができます。

見送る家族が準備に参加することで後悔ないお別れができる

親の死期が近づき、葬儀への希望がわかっているときは子どもは親が生きているうちから、その希望を叶えてくれる葬儀業者を探すお手伝いをする方が増えています。

信頼できる葬儀業者を見つけたら、相談して早めに準備を進めることも大事です。

生きているうちから葬儀業者を探すことに不謹慎に感じたり、抵抗感を感じる人もいますが、そうすることで送られる側も送る側も納得のいく心のこもった葬儀にすることができます。

 

死後、病院で紹介された葬祭業者に考える間もなく葬儀を仕切られ費用面でも精神面でも悔いを残すことがあります。

だからこそ、事前の準備が大切なのです。

少子高齢化の今は、新しい葬儀のスタイルとして葬祭業者のほとんどが事前相談をシステムを持っています。

新しいお葬式の形

近年注目されているのが「家族葬」「自由葬」「直葬」の3つです。

家族、親族、それにごく親しい友人たちを加え、少人数で故人を見送るのが家族葬です。

また、その人らしいお別れを自由な形で行うのが自由葬。

葬儀をしないで火葬場でお別れをするのを直葬と呼んでいます。

 

いずれの葬儀も故人の遺志や故人らしさを大差エルにして見送りたいという遺族の思いから生まれてきた形です。

ただし、それぞれ共通する注意点は親族、近隣、会社関係者の理解を得ることです。

ですが家族葬は芸能人や会社経営者でも選択されることが多く、改めてお別れの会が催されることも般化されています。

家族葬ー故人とゆっくりお別れができる

家族葬は火葬を終えるまでは外部に知らせず、故人にごく近しい人で弔う形の葬儀です。

葬儀業者の例でいえば参列者は約30名まで、費用としては50万前後までが多いです。

 

宗教儀礼はしてもしなくても自由ですが、仏式で行う人が約9割を占めています。

このため、今までの葬儀と大きな差もなく人数を限定した小規模な葬儀という印象です。

一般の葬儀と一番の違いは静かにゆっくり故人とお別れができる点です。

 

注意点は参列してもらう人の選択です。

日ごろから死亡を通知する人のリスト整理をしておくことが大事です。

 

自由葬ー手作り感が参列者に好評

自由葬というと無宗教者の行う葬儀といったイメージをお持ちの方もいます。

ですが、最近では故人の遺志や自由な発想で行う葬儀全般を自由葬と呼んでいます。

 

仏教の葬儀をアレンジするものもあれば、無宗教葬儀もあり、「偲ぶ会」や「お別れの会」言ったものも含まれます。

決まった方式がない自由さがうりですが、自分たちでプログラムを作ることになるので葬祭業者との綿密な打ち合わせや参加者の協力が必要になってきます。

ですが、成功すれば心に残るお別れになるでしょう。

直葬ー葬儀をしない勇気

葬儀は法的行為ではないのであえて行わないとい選択肢もあります。

直葬は故人や家族の強い意志、または様々な事情により葬儀を行わず火葬だけで見送る葬儀です。

「火葬式」や「荼毘式」とも呼ばれています。

 

弔いの原型ということもあり、自分の意志で直葬を選ぶ方もいます。

ただし、遺体は法律により死後24時間火葬することができません。

その間遺体の安置場所を決め、そこまで搬送したり納棺したりしなければなりません。

そしていざ火葬となれば火葬場まで搬送しなければならないので、やはり葬儀業者へ依頼しなければ見送る遺族は手配や手続きが大変です。

 

一般的な葬儀と比べると費用が安く抑えられますが、前述したような手配を別途するとなるとトータルではそれなりに金額がかかってきます。

身寄りのない方が生前に葬儀業者と契約した場合などは、契約した葬儀業者が火葬まで立ち会うこととなるケースが多いです。